今回は、使用しているピッケルについて記事を書きたいと思います。(まだまだ残雪期で出番はあります笑)
(ミレープロタイター38とsinging rock)
Petzlなどの有名メーカーではないので、ネットでも情報が少ない為参考に程度に見て行って下さい。
・singing rock ICE AXES
シンギングロックはチェコ発祥のクライミングメーカーです。アイゼンや、カラビナなども同メーカーから発売されています。
【製品説明】
軽量でオールラウンドに使用可能なアイスアックス。
理想的なカーブシャフトにより、 モダンミックス・アイス・アルパインに対応!
ハンドレスト、アッパーレストは 取り外し可能。
ヘッドはスチール製、シャフトはアルミ合金製!(公式サイト引用)
シンギングロックのアックスは他社のアックスと大差なく、様々なルートに使える様になっています。重量は、ハンマーアッズ共に610gとなっております。ブラックダイヤモンドのバイパーで570gなので比較すると少しだけ重く感じるかもしれません。
・使用感
第一印象は兎に角氷によく刺さります。ミックスルートに登場するカチカチに凍ったブルーアイスももろともしません。重量が多少あるのでそのおかげもあるかもしれません。また、シャフトにカーブがかかっている為、一般的な縦走でストックの代わりに使用するには、全長50cmと短めである為急登のある山やアルパイン登山などでの使用で性能を発揮できる思います。
シャフトはアルミ合金製で合成は勿論問題ないです。しかし、やはり冷えます。なので、自身でグリップを巻くなど対応した方が良さそうです。(アイスアックス全メーカーに共通しますが笑)
ハンドル下にスパイクはしっかりありますが、あまり鋭利ではない為やはり、ストックの代用品としては役不足となってしますと思います。その様な使い方をメインとするなら、シャフトにカーブの掛かっていないピッケルを使用すると思いますが。。。
・お勧めするポイント
他社のアイスアックスと比較して良い点は、兎に角値段が安い。命を預けるギアでもある為、安さを求めるあまりチープなものは絶対に選択したくないと言う考えですが、これはお勧めです。(山の道具はほとんどが極限状態に追いやられた時に命に関わるので妥協はしたくないです笑)
PetzlやBlack Diamond でアイスアックス2本、ハンマーとアッズを揃えると合計5万円は少なくともかかります。しかし、シンギングロックはほぼ同程度の性能で3万円前後で購入可能です。山の道具ではどのメーカーも軽量化を掲げているので、同じ性能とは言えないかもしれませんが、1本あたり40g、2本で80g軽量化する為に2万円以上出してでも、軽量を手に入れたいと言うのであればシンギングロックのアイスアックスはお勧めできません笑
私は、あくまで登山は最初と最後は体力だと思うのでしばらくこれで行きます笑
・最後に
最近桜も散り始め暖かくなったとは言え、山はまだまだ雪が残っています。雪山は今シーズンは無理だと思っている人も、来シーズンに備え知識を蓄えておいても損はないと思います。雪山において、アイゼンとアックスは特有のギアですし、選択も重要となってきます。そして、高いです。本当に笑
また、より難易度の高いルートを選択するのであれば、それに応じたアックスも必要になってくると思います。その時に少しでも参考になればいいなと考えています。