私がオールシーズンメインで使っているシェルのM10アノラック。ネットでもあまり情報が出回ってなく、これから購入を検討しようとしている人にとって少しでも後押しになるように書きたいと思います。
【特徴】
M10アノラックの特徴と言えばまずはその軽さ!198gと超軽量です。
アノラックなのでジッパーが上半分までや、袖のベルトは無くゴムで止まる様になっているなど、細部に到るまで軽量化を突き詰めたモデルになっています。また、縫い目もパタゴニア独自技術が採用されていて、着心地やフィット感は、間違いなくトップレベルだと言っても過言ではありません!!ただ、重量と機能は大部分が反比例の関係になっていますのでその辺りについても書いて行きます。
【活躍する場面】
先ほども言いましたが、このアウターシェルで1年のほとんどの山行をカバーできると思っています。夏のアルプス縦走から、冬季のクライミングシーンなどetc...
これはどのシェルを選ぶ時も共通すると思っているのですが、登山を行う時大切になるのはレイヤリング(重ね着)だと個人的には思っており、それ次第でオールシーズン使って参りました。
夏の上高地〜涸沢〜穂高縦走。厳冬期の石鎚山の山行。スノーボードまで幅広く使用して来たと思います。縦走の際に、ゴアテックスのレインウェアを持っていく代わりに、M10アノラックを持っていく事で、荷物の軽量化や収納した際ハーネスに掛けられるのでとても助かりました。
「夏の涸沢での使用シーンです(友達が撮影編集してくれた動画です)」
【欠点】
それでは書いて行こうと思います、、、欠点を、、、笑
あまりこの手のブログで製品の欠点を言う場面は見かけませんが、オールシーズン使い倒したからこそ分かる事もあるので書きます(笑)
・H2NOと言うパタゴニア独自技術が採用されている点
こんな事を言うとパタゴニアファンに叩かれるかもしれませんが、私もウェアの多くはパタゴニアなのであえて書きます。
正直、モンベルのストームクルーザーの方が雨には強い!!間違いなく。H2NOはやはりゴアテックスには劣ります。。。その分、メリットがあるのは分かりますよ?(環境にいいとか、環境にいいとか、かんky・・・)また、冬に雨が降ることは殆どの無いのですが、自分のかいた汗でシェルの中が濡れてしまう事も。。。これは、先ほど言ったレイヤリングの技術不足ですね(笑)ただ、ストームクルーザーを来ていた頃はそんな事なかったです。
【総評】
ではまとめて行こうと思います。
1年半オールシーズンM10アノラックを使ってみた感想は買って後悔は無い!です。欠点も勿論あります。しかしそれは、極限まで軽量化を計った代償として伴うもの。それが嫌なら、3レイヤーのゴアテックスのシェルを買った方が良いですね!!
このM10アノラック1枚で(中のレイヤリングは環境を見つつ変えています)オールシーズン対応できたのは間違いないです。私は、スノーボードもしているのですが、本来M10アノラックの用途にバックカントリーなどの用途は想定されていません。が、しかし、余裕で使えますし、ボードウェアに比べスリムにフィットしますし、軽い!!!ボードに関して言えばこれ以上のウェアはないんじゃないのか?と思っています!
賛否両論あるパタゴニ発のアノラック。メリットとデメリットを天秤に掛け、購入を検討している人の参考になれば幸いです。